お知らせ
五百旗頭前理事長訃報に関する学長コメント
五百旗頭先生の突然の悲報に接し、芸術文化観光専門職大学を代表し、謹んで追悼の言葉を述べさせていただきます。
五百旗頭先生は、平成30年4月から令和5年3月まで当法人の理事長を務められ、令和3年4月の本学開学にもご尽力をいただきました。開学後は、専門職大学制度自体ができて間もなく、先例も無い中、手探り状態で運営を行う本学に対し、グローバルな視点から様々なご意見を頂戴してきました。
五百旗頭先生は文化芸術についてもたいへん造詣が深く、ご自身のご専門とも併せて「文化や観光は日本にとって最も有効なソフトパワーである」という点で、本学の意義を誰よりも強く理解していただいていた方でした。私自身、公私にわたってアドバイスを頂戴し、いつも「芸術文化観光専門職大学は日本の未来にとってなくてはならない大学になる」といったお声がけから大きな勇気をいただいてきました。
五百旗頭先生のもと開学した本学は、開設から4年目の完成年度を迎えようとしています。来年度初めて送り出す卒業生の晴れ姿を先生に御覧いただけないのは誠に残念でなりません。
五百旗頭先生の教えを胸に、教職員一丸となって、本学を世界に誇れる、世界が憧れる大学に発展させていくことを誓い、今後とも遠くから見守っていてくださるようにお願いしつつ、心からご冥福をお祈りいたします。
令和6年3月7日
兵庫県公立大学法人副理事長
芸術文化観光専門職大学学長
平田 オリザ