授業風景
「英語合宿」の授業を紹介します
本日ご紹介するのは「英語合宿」の授業です。
この授業は、学外施設において受講者が寝食を共にしながら、集中的にタスク活動を英語で行うことによって、総合的な英語力とコミュニケーション力を涵養することを目的としています。しかしながら、兵庫県に緊急事態宣言が発令されたことを受けて、今回の英語合宿は学内での実施となりました。
英語合宿の授業は全て英語で実施されます。学生達は3日間、英語漬けで様々な課題をこなします。
【1日目】
本学の英語講師のアダム先生から“Glocalization”について話がありました。まずは環境問題を考えるうえで、”Think Globally, Act Locally.”という考え方がなぜ大切なのか、講師と学生とで議論をしました。その後、講師から、Glocalizationに成功している企業として誰もが知るファーストフード店を例に挙げ、世界中に展開しているファーストフード店(⇒Global)が各国の好みに合わせたメニューを提供している点(⇒Local)について解説がありました。そして最後には、GlobalとLocalを両立するのは簡単なことではないが、ダンスやパフォーミング等の芸術活動は、国境を超えて万人に受け入れられる、数少ない分野であるとのお話がありました。
アダム先生の話を聞いた後は学生達でチームを組み、CAT×Glocalizationのトピックでプレゼンテーションを作成しました。豊岡に有名コーヒーショップを誘致することがCATの学生に与えるメリットとデメリットについてプレゼンテーションを作成したチームや、豊岡市の掲げるスローガン(小さな世界都市 Local×Global City)に着目してプレゼンテーションを作成したチームもありました。
【2日目】
英語合宿2日目には、豊岡市役所の国際交流員のジャド・ヌネズさんにゲストスピーカーとして来ていただきました。“Let’s discover Tajima”というタイトルで、但馬の観光資源についてお話をしてくださいました。ご自身が実際に足を運ばれた但馬の様々な場所の写真とともに、但馬の魅力についてたっぷりと語って下さいました。また、観光が持つ意味についてもお話してくださり、学生とも議論が生まれていました。
【3日目】
最終日には“Tajima×Glocalization”というテーマでプレゼンテーションを作成しました。全国区で知名度の高い時代劇を例に挙げて、世界に但馬を発信するにはインパクトのある物語が必要であり、CATの学生達でその物語を作っていこうと提案する学生もいました。
3日間の英語合宿を通して、ただ英語を学ぶだけでなくGlocalizationについて知識を深めることができました。