舞台芸術
岡元 ひかる
OKAMOTO HIKARU
助教
主な担当科目
舞台芸術実習、舞台芸術基礎実習、身体表現論、海外実習、芸術文化・観光プロジェクト実習
専門分野
ダンス研究
経歴・資格
ダンサーとしての活動を行いながら、大学院生活を送ってきました。追手門学院大学非常勤講師、武庫川女子大学生活美学研究所嘱託研究員などを経て現職。
学生へのメッセージ
大学生活やその先の人生を過ごすためには、大小さまざまな目標に向けて努力することが必要でしょう。しかし私たちがつねに何かを目指し、成果や利益を生み出し続けなければならない社会は、とても息苦しいと思います。では、今日の私たちはどう自由に振る舞い、動くことができるのでしょうか。みなさんのように芸術と観光を並行して学ぶことは、こうした葛藤に真正面から向き合うことなのかもしれません。
ダンスは、まさに自由と不自由のせめぎ合いとしての一面をもっています。また「他者」への気づきの可能性や関わり方について考える手がかりが、ダンスや演劇のなかには沢山あると思っています。これらを色々な学問分野の知見に照らしつつ言葉にすること、身体を動かして感じることの両方のアプローチを行き来しながら、なかなかスッキリした答えが出ない問いを、楽しみながら一緒に考えてゆきましょう。
研究テーマ
言葉を活用した振付手法、舞踏(Butoh)の表現
主な業績・受賞歴など
〈論文〉
- 岡元ひかる「土方巽の舞踏における「危機」の実践と思想」博士論文、神戸大学、2022年
- 岡元ひかる「舞踏訓練「虫の歩行」における身体経験の再検討- 土方巽の弟子・正朔の実践に注目して-」『舞踊學』 2019(42) 、pp.22-32 、2019年 など
〈学会発表〉
- “Body without Organs” and time consciousness in dancing Butoh ーA case study of Yamamoto Moe’s dance in “Wings of Castle” (1978)
Dance Studies Association Annual Conference 2022 [Dancing Resilience: Dance Studies and Activism in a Global Age] など
〈受賞〉
- 横浜ダンスコレクションEX2014 コンペティションⅡ(新人振付家部門)奨励賞
社会的貢献・活動など
NPO法人Dance Box「国内ダンス留学@神戸」講師(日本舞踊史概論)
但馬の好きなところ・おすすめスポット
- JR山陰線の電車内から眺める日本海の風景(お天気の日も良いけれど、どんよりした曇り空の時もかっこいいです)
- 古い建築物が残っている豊岡駅前の商店街