タルトタートル
特別編:学生BLOG【二人三記】「PAPって??」
本ブログでは、大学の授業として行われるPAPという公演に関する情報をお伝えしていきたいと思います。
「そもそもPAPって何?」という人も多いのではないでしょうか。私自身大学に入学するまでは、このプロジェクトについてほとんど知らなかったです。PAPとは、PerformingArtsProjectの略称で、毎年一度公演が行われます。
この公演は、舞台芸術実習と呼ばれる2年生から履修することのできる授業の中で行われます。実際に役者・舞台監督・照明・音響・大道具・衣装・アートマネジメントなどさまざまなセクションに分かれ、一つの舞台を作り上げます。PAPの最も大きな特徴は、外部の演出家さんとともに学生が創作を行う点にあります。プロの演出家さんと一緒に創作ができるなんて中々ない貴重な経験です。
昨年のPAPでは、「饒舌なダイジと白くてコトエ、マツオはリバーでネオには記憶」という作品が上演されました。タイトルが長い!!!自分は最後まで名前を覚えることができませんでした。
この作品は劇団ロロの三浦直之さんが演出を担当されていました。自分も聞いたことのある演出家さんだったので、めっちゃ驚きました。あと、羨ましかったです。一年入学が早ければ…まあそこは置いといて。自分も見させていただいたのですが、本当に素晴らしい作品でした。
入場と同時に見えるのは、ごちゃごちゃしているようで洗練された舞台美術。不思議な空間でこの先どのような舞台が繰り広げられるのかワクワクが止まらなかったです。誘導スタッフも学生が担当しています。知り合いの先輩がスタッフをしているのは、なんかとても不思議な感じでした。
開演前には演出家さんからの挨拶がありました。初めて生で見たので、はちゃめちゃテンションが上がりました。
本作品は4人の登場人物、ダイジ・コトエ・マツオ・リバーの人生を辿っていく作品です。1人の人生を複数の役者で演じる手法はとても面白いものでした。複数人で演じているけれど、最後には、1人の人生だったなと思わせられました。声も見た目も演技の感じも違うけど、でも、どこか同じところがあるからこそそう見えたのだと思います。みんなで一つのものを作っているという印象が強く感じられる、とても面白い作品でした。
PAPは1Qと3Qの間に創作が行われるため、正直大変なクリエーションだと思います。でも、それ以上に充実した時間を過ごすことができるのかなと思いました。(外から見ていてですが)
自分も今年はPAPに参加したいなと考えています。
この大学でしかできない学びをたくさん得たいと思います。
それでは短いですが、今回はここまでです。
ご覧いただきありがとうございました。
さようなら〜。