芸術文化観光専門職大学

学生ブログ

blog
第102回-①:学生BLOG【二人三記】「さようなら、106」

タルトタートル

第102回-①:学生BLOG【二人三記】「さようなら、106」

二人で書く芸観大生日記、二人三記です。

みなさん、これで本当に最後のブログになります。

4度目の登場タルトタートルです。

 

最後ということで、今回はこの1年間で最も長く一緒に過ごしてきたルームメイトとのお話をさせていただきます。

 

まずは部屋メン紹介からです。

 

1人目はYくん(仮名)です。彼とは、入寮する前日に泊まったホテルが一緒で、次の日の朝大学に行く道で初めて話しました。私にとって初めて話したCAT生です。まさか同じ部屋で1年過ごすことになるとは当時は思ってもいなかったです。彼はとにかく私と性格が正反対です。趣味も被らないし、逆に共通点を探すほうが難しいくらいです。でもなぜか仲がいいです。人間とは不思議ですね。

 

2人目はTくんです。役者志望の彼は自分にとって大きな刺激を与えてくれる人です。彼の演技に対する真摯な姿勢にはいつも感心させられるし、負けてられないなって思います。映画好きな彼はいつも映画を見ていて、自己紹介の時に映画が好きですと言いにくくなってしまったのはここだけの話です。

 

初めの半年間は、この2人と寮生活を送っていました。普通に出会っていたら仲良くならないであろうバラバラな3人は、食卓を囲んだり、一緒に映画を見たりする中で、仲良くなっていきました。ただの友達とも違う、同居人という不思議な関係だったと思います。

 

そして半年後、106の空いていた部屋に韓国から留学生がやってきました。

 

Kくんです。彼は私たちよりも6歳年上でした。でも、分け隔てなく接してくれる彼のおかげで、すぐに仲良くなりました。人生経験が違うからこそ、すごく頼りがいのあるヒョンでした。あと行動力がすごいです。急に京都へ旅行に行った時はまじで驚きました。すごすぎる。

 

そんなこんなで106はすぐに4人の部屋になりました。

 

「106が3人じゃなくなっちゃうのが悲しい」と言っていた友人もすぐに手のひらを返していました…

 

K君が来て少し経った10月。

私たちがともに過ごす時間はより増えていきました。

 

というのも、私たちの部屋、まさかの舞台創作をしちゃいました。

その名も、「ようこそ106へ」

 

前回のブログを書いている時点で、実施は決まっていたのですが、情報解禁がまだだったので言えませんでした。

なので少しだけ匂わせしていました。

興味ある方は前回のタルトタートルのブログを見てみてください。

 

きっかけは私のわがままでした。

同じ部屋になって、充実した日々を過ごす中で、この部屋で暮らした思い出的なものを残したい。

大好きな人たちと演劇がしたい。

そんな小さな妄想が今回実現されてしまったのです。

 

私が制作・キャスト、Y君が宣伝美術・キャスト、T君がキャスト、そしてK君が演出・脚本・キャスト・その他もろもろを担当していました。そのほかのメンバーは1人1人に声をかける形でメンバーを集めていきました。

 

正直言って、今回の舞台はK君がいなければ実現できなかったと思います。韓国で4年間演劇を学んでいた彼は、スキルがとても高く、全てのことを回してくれていました。本当に感謝。

 

みんなで稽古をして、買い出しに行って、時にはゲームして、ご飯を食べて、舞台を創作していく中で106はより仲良くなれたように思います。限られた共同生活の時間が、とても充実したものになりました。

 

肝心の本番は想像を超えるほどの人が来てくれました。

観劇してくれた人が、口々によかったよと言ってくれました。

1から創作に関わったからこその達成感というものをひしひしと感じました。

この舞台ができたことは私の人生における宝物です。

 

そして、舞台が終わり、1人、また1人と同居人が去っていきました。

賑やかだった106は徐々に静かになっていきました。

 

2月20日。

Kくんが翌日に韓国に帰ってしまうこの日、106はお別れ会をしました。

今まで、別れというものを経験していても、同居人との別れという経験はなく、なんだか不思議な感覚でした。直前までは別に韓国だったらすぐに行けるし別に永遠の別れじゃないから大丈夫と口にしていました。

実際は、大丈夫なわけなかったです。ずっと家族のように暮らしてきた人ともう一緒に暮らすことがない。それは本当に悲しいことです。また会えるからといって消し去ることのできる悲しさではなかったです。

 

でも、こんなに別れを悲しむことのできる人たちと出会うことができただけで、この大学に入った意味があったなと思います。

ありがとう106。

 

私は来年もドミトリーチューターとして寮で暮らします。

正直今年1年の寮生活を超えられる出会いが待っているかはわからないです。

でも、すごく楽しみです。

 

このブログを書いている私は今、学生寮に1人でいます。

早く入学してきてください。

この広さの寮は私1人では使いきれません。

入学当初のような賑やかさが寮に戻ってくることが、今から待ちきれないです。

みんな待ってるよ!!!

 

入学式までもう少し、私も2年生としてより自分のやりたいことに忠実に、そして貪欲に生きていこうと思います。

どうか温かく見守ってください。

 

新入生のみなさんに一つだけアドバイスがあります。

思いやりを忘れないでください。

1人1人が気遣いを持つことで、部屋の関係はうまくいきます(多分)。

みなさんのご入学、心からお待ちしております。

 

そして、最後にお知らせです!!

 

芸術文化観光専門職大学の学生によって作られた団体、劇団蒼血の公演が3月31日、4月1日、2日に行われます。

私は一作目の「最近、鏡の中の自分がよく話しかけてくる」に出演します。

ほかにも、全国学生演劇祭にて上演された「せんこう、消ゆる時」、スタジオで開催される新作「最寄駅、2・3番ホーム」が上演されます。

ぜひみなさん足を運んでみてください。

以下のリンクに詳細が書かれているのでチェックしてみてね!!

劇団蒼血

 

それでは最後になりますが、タルトタートルでした!!

1年間ブログを読んでくださりありがとうございました。

みなさんまたね〜!!

 

 

受験生の方
資料請求
お問い合わせ
Machine Translation
The following pages are translated by a machine translation system. The translation may not always be accurate. Please refer to the Japanese page for more accurate information. If there is any discrepancy between the translated pages and Japanese pages, the content of the Japanese pages shall prevail. Please note that Professional College of Arts and Tourism assumes no responsibility for the accuracy of the translation.

OK