瓶に海を閉じ込めたい
【CAT84】第1回学生BLOG「自分以外に触れる」
CAT84学生ブログを閲覧してくださっているそこのあなた!
はじめまして。ご機嫌いかがですか?
「瓶に海を閉じ込めたい」と申します。
前回、大学から見える夕日の色がとてもきれいだと「くじらのシャープペンシル」さんが言っていましたが、
午前4時頃の朝日もとてもきれいなので是非見てください。
レポートに追われて徹夜した時とか、朝早く起きた時にしか見られない風景です。
さて、8月上旬に実施された「演劇ワークショップ実習」について振り返りつつ書きたいと思います。
この授業はたくさんの目的があって実施されましたが、
その中でも特に強調されていたなと感じたのは『俳優が戯曲を手にしてから舞台に立つまでの、俳優の仕事のプロセスを知る』という点です。
俳優は主に「戯曲の中の役の人物」という「自分以外の他者」を自分の体に落とし込んで実現させることを生業とする人々です。
その仕方を短期集中型で私達の体や意識に叩き込まれました。
8日間の実習が後半に差し掛かった頃、講師から短めの戯曲を手渡されました。
短めの戯曲に集中して向き合い、繰り返し上演するトレーニングである「シーンスタディ」が私達に課されたのです。
3つの戯曲を好きな順番で組み合わせ、同じ班の仲間と登場人物たちの性格や背景などを考えて自身に落とし込み、発表する、
という流れで行われました。
この発表がもう驚きの連続!
同じ台本でも演じる人が違えばここまで違う作品になるのか、と度肝を抜かれました。
舞台演出、音響、照明、小道具、台詞の言い回し、そのどれもがすべてのチームで違うもので、とても興味深いと感じました。
実際の戯曲の台本
自分の力で戯曲に分け入り、自発的に班のみんなとコミュニケーションをとって演技を作ることを実践し、
実際に創作の現場に臨むにあたっての土台作りを目指しました。
もうめっちゃくちゃ疲れました!!笑
でも不思議と体の疲労感はほとんどなく、心地よい脳の疲労感を感じていました。
とても楽しかったと同時に、自分の糧になったと実感できました。履修してよかった。
一緒に受けてくれた仲間、そして講師の先生方にこの場を借りて感謝を。本当にありがとうございました!
それでは今回はこのあたりで。
また会う日まで。
ブログ担当者 瓶に海を閉じ込めたい