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日仏共同企画「私はかもめ」舞台裏レポート その4
こんにちは!Bonjour!
「私はかもめ」制作の藤崎です。
豊岡の町には、豊岡演劇祭のフラッグが並びはじめ、いよいよ皆さまをお迎えする準備が整ってまいりました。
本⽇は、舞台に⽋かせない裏⽅スタッフの仕事の様⼦をレポートしていきたいと思います!
それでは、On y va!(⾏きましょう!)
まずは、照明。
舞台のどこに、どのような光を当てるかによって、作品の場所や時間を表したり、シーンのトーンを設定したりします。
役者の顔がきちんと⾒えるのも、この照明のおかげなんですよ!
仕込みのあとには、シュートという作業を⾏い、照明の当てる位置を決めます。
稽古が進めば役者の⽴ち位置の変更や、演出家の要望も増えていく。
稽古の合間にも細かい修正作業を⾏っています。
稽古中には、実際にシーンによって照明を点けたり消したりする、オペレーションを⾏っています。
1つのミスが作品のテイストを変えてしまうこともあるため、その表情からも緊張感が伝わります。
続いては、映像です。
今回の舞台は1000年後の宇宙船。その異空間を表現するため様々な映像を駆使していきます。
映像も照明と同じく、間違えるととても⽬⽴ってしまうセクション。
その⽇によって変わる、役者の掛け合いや”間”に合わせてオペレーションを⾏っています。
最後は⾐装。既製品を使ったり、完全に⼿作りしたりと⾊々です。
⼿作りの場合は、役者のサイズを測った上で、ゼロからパターンをおこしていきます。
⼤量⽣産ではないので、もちろん全て⼈の⼿で⾏われます。
フィッティングも⼤事な⼯程。
実際に⾐装を役者が⾝につけ、稽古を⾏い、機能に問題がないか確認します。
場合によっては裾上げを⾏ったり、フック⽌めをゴムに変えたり。
役者が動きやすい、着やすいというのも⾐装では必要な要素なんですね!
いかがでしたか?
チケットの残数も残り少なくなってきていますので、気になっている⽅はお早めに(^^)
それでは、みなさま、また次回お会いしましょう!À la prochaine fois!
豊岡演劇祭2023 ディレクターズプログラム
芸術⽂化観光専⾨職⼤学×リヨン国⽴舞台芸術技術学校
『私はかもめ』
作:平⽥オリザ 演出:ロアン‧グットマン
フランス語翻訳:マチュー‧カペル
2023年9⽉22⽇(⾦) – 9⽉24⽇(⽇)
会場:芸術⽂化観光専⾨職⼤学 静思堂シアター
公演詳細‧チケットの購⼊は、豊岡演劇祭2023 プログラムページ
(https://toyooka-theaterfestival.jp/program/)をご確認ください