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日仏共同企画「私はかもめ」舞台裏レポート その3
こんにちは!Bonjour!
「私はかもめ」制作の藤崎です。
いよいよ9⽉の第1週が終わり、演劇祭まで残りわずかとなりました。
相変わらず豊岡は30度超えの夏⽇が続きますが、ご機嫌いかがでしょうか。
私はご飯を沢⼭⾷べて、乗り切っております。
今⽇は、8⽉29⽇から始まった稽古の様⼦を、”ネタバレに気をつけて”、お伝えいたします!
それでは、On y va!(⾏きましょう!)
本番を⾏う劇場での稽古。
演出家のロアンさんより細かい動作や⽴ち位置の確認が⼊ります。
「ヒナ(CAT‧俳優)はお酒飲まないんだね(笑)お酒を飲む⼈は飲んでることを忘れて、グラスをこう持ってしまうんだよ。」
「トレープレフが死んでたら、もっと動揺するよね。」
などなど。
具体的な⾔葉で、⾃分も舞台に⽴って⾒せながら、役者たちをブラッシュアップしていきます。
ロアンさんのフランクな姿勢で、稽古場は和気あいあい。
役者たちものびのびと演じています。
少⼈数での掛け合いも⾒どころ。
チェーホフの「かもめ」が散りばめられた本作品ですが、どのシーンがどのように使われるのでしょうか。楽しみですね!
稽古中に活躍しているのは、役者や演出家だけではありません。
こちらは、演出助⼿のお仕事中の様⼦。
裏では、各シーンに出てくる膨⼤な量の⼩道具を⼿配したり、時には作ったり。
さらに、それを表にまとめてわかりやすくしています。
稽古場では、演出家からの指摘をメモしたり、プロンプ(役者が台詞を忘れた時に台詞を教える⼈)を⾏い、役者を助けています。
この他にも、照明や映像のオペレーション、舞台監督、そして⾐装。
舞台を構成する様々なセクションがいて、初めて稽古が成り⽴ちます。
他のセクションの仕事の様⼦も、またどこかで紹介できればと思います!
それでは、みなさま、劇場でお待ちしております。
また次回お会いしましょう!À la prochaine fois!
豊岡演劇祭2023 ディレクターズプログラム
芸術⽂化観光専⾨職⼤学×リヨン国⽴舞台芸術技術学校
『私はかもめ』
作:平⽥オリザ 演出:ロアン‧グットマン
フランス語翻訳:マチュー‧カペル
2023年9⽉22⽇(⾦) – 9⽉24⽇(⽇)
会場:芸術⽂化観光専⾨職⼤学 静思堂シアター
公演詳細‧チケットの購⼊は、豊岡演劇祭2023 プログラムページ
(https://toyooka-theaterfestival.jp/program/)をご確認ください。