芸術文化観光専門職大学

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授業風景

「観光マーケティング分析論」を紹介します

本日ご紹介するのは「観光マーケティング分析論」の講義です。

本講義では、観光旅行者・潜在的観光者の理解の為に有用な基礎的な質問票(アンケート)調査法と、汎用性の高い統計分析手法および統計表現手法について学びます。また、観光地イメージの把握、回答者特性などの要因と観光地イメージの関係の検証を行い、観光地と潜在的マーケットを結びつけるための基礎データを得るための手法を身につけることを目標としています。

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今回の講義では、前回の講義内容を復習した後、「クロス集計表」と「度数分布表」について学びました。度数分布表とはデータを階級ごとに分けて分布を表した表のことを意味します。そして、クロス集計表とは、2つ以上の質問項目の回答内容をかけ合わせ、回答者の属性ごとの反応の違いを見るようなときに用いる集計表のことです。そして最後に、2つの質問項目への回答が独立しているか(関連していないか)を確かめるために、カイ二乗検定を行いました。

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教員が用意した架空のアンケートの下記3つの質問に対する回答をもとに学生が実際にクロス集計表と度数分布表を作成していきます。

⑴ 〇〇市に初めて訪れたか、リピーターか

⑵ 〇〇市に宿泊したか、日帰りしたか

⑶ 食事したのは駅前か、市内中心部か、中心部から少し離れたところか

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実際にRStudioというソフトを使用して、アンケートの集計データを入力・分析を行って、ソフトの使い方や分析の流れをつかむ練習をしました。

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複雑な統計手法なので、教員の説明を聞く学生達の表情も真剣そのものです。少人数のクラスということもあり、教員が一人一人の学生に声がけをしながら講義は進みます。

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一見するとただの数字の羅列のように見えていたものがクロス集計表にしてみると、初めて訪れた人よりもリピーターの方が宿泊率が高いこと、またリピーターの方が食事処の移動距離も広がっていることなどを読み取ることができるようになります。

卒業論文に取り掛かる際も、アンケート集計・分析は非常に重要な部分です。本講義ではそういったことも視野に入れながら統計手法の基礎を学ぶことができます。

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