つんつくつんつん
特別編:学生BLOG【二人三記】「特集!学祭のキニナル裏側!」
さて、冬の足音がだんだんと近づいてきた今日この頃。
芸術文化観光専門職大学の学祭「第1回迎鸛祭」から一週間ほどたった日から、急に冷え込むようになりました。今年は暖冬だと言われていますが、本当にそうなのか!?そうなのか!?と疑ってしまいたくなります。この寒さと戦うために、そろそろ寮の布団も一枚増やすべきなのかもしれません。
朝、ぬくぬくと温まっていたい気持ちと戦う未来をぼんやり想像しながら、、、、
では、前置きはこのくらいにして。
本日のお品書きはこちら。
「特集!学祭のキニナル裏側!」
はい、タイトルの通りです。
学祭にきてくださった方、そうでない方、このブログの読者の中にはそれぞれいらっしゃると思いますので、簡単に学祭の紹介をいたします。
我が芸術文化観光専門職大学には多くのサークルや学生団体があります。そして、各々自分の活動に専念したり、自由に集まったり解散したりしています。そのサークル・学生団体が学祭という場を用いて、地域と交流したり、お店を開いて経営・マネジメントしてみたり、学祭での発表を目標に自分たちの活動に勤しんだりしています。
今回は、ステラリウム・学術情報館・静思堂の3箇所での団体パフォーマンスと学校3階のスペースにて展示やカフェの運営、また、学校裏の駐車場で食品販売の店舗が開かれていました。
個人的に気分が爆上がりしたのは、アートマネージメントサークル主催の但馬地域で取れたお米を使った炊き込みご飯の販売。初日だけの出店でしたが、あのご飯、、、とても美味しかった、、また食べたい、、、と、度々思い出しているほどです。おかげで、私の心はすっかり炊き込みご飯ブーム。
ちなみに、但馬地域は「コウノトリを育むお米」と言って、減農薬・無農薬のお米の産地でもあります。ああ、美味しいお米が食べたい、Rice is the soul food for Japanese people…….
また、コンセプトカフェ「Eternity Rays」は、メイド・執事の喫茶。残念ながら、学祭スタッフで忙しくしていた私は開店時間にはいけませんでしたが、同期や先輩方がシフトの合間?にメイドと執事の格好で学内を歩いていて、とても可愛い・格好いが炸裂しており、過剰摂取。かく言う私は憧れている先輩が執事の格好をしていて、なんなら一緒にチェキを撮らせていただき、もう幸せです。
(もう、これだけはどうしても学生ブログで書きたかったんです!!!)
みなさん、とても素敵でした。
さて、裏側を特集すると言いながらここまで裏側に一切触れていないこのブログ。
ここからが、本題です。
みなさんが普段アーティストさんやパフォーマーさんのイベントで演出を楽しんだり、純粋に出演者の方を応援したりしている裏側ではそれを支えるスタッフの方がたくさんいます。
学祭もその一つ。
今回の学祭では、たくさんの学生がパフォーマーや出店をしていると同時に、二足三足のわらじを履いて学祭スタッフとして活動していました。
まず、学園祭実行委員会。
学祭の全体の取りまとめ、予算・会計管理、テクニカルチームや出演団体の日程調整、学祭広報その他色々。たくさんの仕事を抱え、イベントの運営をする「制作」として活動していました。学内のそぞろ座(小劇場)・スタジオ1で行われていた「お化け屋敷」企画の取りまとめをしていたのもこの学園祭実行委員会やそれに連なるスタッフのみなさんです。私が上に記述したように、ご飯が美味しい、先輩のかっこいい姿をみれて幸せだ、と言えたのもまずこの委員会が発足し、学祭を企画してくれたからこそ!です。
地域の小学生や高校生とのパフォーマンスができたのも、彼ら・彼女たちが努力した結果でしょう。
運営に慣れていなかったり、多くの人の取りまとめをするので一番大変だった人たちと言えます。
「学祭」とは、まずこの学校を知ってもらうきっかけにもなる一大イベントですから、その分負担も大きく、未経験者ばかりだったこともあってかなりしんどい役割だったかもしれません。
また、当日スタッフとして、2日間に分けてたくさん仕事をしてくださった方もたくさんいます。
学内を案内したり、お店やパフォーマンスの宣伝をしたり!
次に、テクニカルチーム。
・舞台監督チーフ4名。
・照明チーフ3名。
・音響チーフ4名。
舞台監督は舞台の安全管理が主な仕事ですが、上演中はたくさんのハプニングが起こりがち。車椅子やベビーカーのお客さんがいらっしゃったら、トランシーバーなどで連絡があり、会場内の誘導をしたり、照明や音響の人に「キャストが全員揃った」ことや、全体に「開演が定刻でできたかどうか、押しているかいないか、巻いているか、いないか」ということなどを全体に伝えてくれます。
とても重要な役職です。
音響・照明に関しては、主に今回は静思堂内での照明の設置と当日出演団体ごとにくるオペレーターさんが困っていたら助ける人でしたが、本番日までは音響・照明の仕込みバラしを繰り返し繰り返し行いました。機材はどれも重たく、落としたら怪我・命の危険もあるものだってあります。
特に劇場3階の不安定な足場から照明の位置を直す役割。ヘルメット・ハーネスをつけて、万が一落ちても大丈夫なように安全を考慮します。これは学内でもできる人が限られており、1年生はできないので、3年生の先輩にしていただきました。
照明も音響も、大変なのは特にリハーサルでした。2週間かけて出演団体27団体のリハーサル、そして空き時間での照明作りなど全て調整を行いました。音響は毎回リハーサルのたびに全会場3箇所の音響機材を組み立ててはバラしてを繰り返すので、もはや肉体労働では!?ちなみに舞台監督さんは音響の手伝いをしてくれたり、舞台を組み立ててくれたり、安全管理してくれたり、舞台図面を合間合間に書き直してくれたりと、テクニカル周りの中では多分一番大変です。
私は音響チーフだったので、その大変さは想像することしかできませんが、全ての現場にいてくださり、舞台という危ない場所でのパフォーマンスを実現するには必要不可欠な役職である舞台監督さんには、とても感謝をしています。
静思堂内の客席は常設ではないので、そちらも学生のお手伝い(増員)さんと外部から学生の安全管理をしてくれるプロの方を呼んで、組み立てられました。
ね、すごいでしょ!(褒めてください!)
なんて、本来プロの現場に行ったらできて当たり前と言われることですが、誰だって褒められると嬉しいし、感謝されると満たされる気持ちになりますよね。些細な「ありがとう」でとても心は潤います。だから今回学祭に関わったみなさん、お疲れ様でした!本当にありがとう!
私はテクニカルの立場だったからこそ、このテクニカルとしての仕事をたくさん綴ることができましたが、その他のセクション(立場)の人もたくさん関わって、たくさんの時間を費やして、「第1回迎鸛祭」は無事、開幕、終幕できました。
実になんと、この学祭にスタッフとして参加した人たち、そして出演・出店した団体の人数は、
学祭実行委員は11人、
当日スタッフとして働いた人が、両日合わせて30人、
出店は8団体、そこではそれぞれ団体からシフト制、
パフォーマンスは、27個!!(つんつくつんつん調べ)
たくさんの人が関わり、やりきることができた学園祭。
一朝一夕で出来上がったものではありません。
訪れてくださった皆さん、楽しんでいただけましたか?
もし、楽しんでいただけたのであれば何よりです。
そしてこのブログで「第1回迎鸛祭」が多くの人の手によって時間をかけて創り上げられたことを知っていただけたらとても嬉しいです。
ブログ担当者:つんつくつんつん