えだまめ
特別編:学生BLOG【二人三記】『渦巻く出会い』
二人で書く芸観大生日記、二人三記です。
こんにちは、「えだまめ」と申します。
私が前回の更新を担当したのが1ヶ月前ほどでしょうか。お早い再会になりましたね。
というのも、今回は特別編。9月に開催された豊岡演劇祭について、私がお話を任せていただく運びとなりました。いつもよりボリューミーな学生ブログ、お楽しみくださいね。
さて、皆さんは豊岡演劇祭、参加されましたか?私は今回初参加になりましたが、思い返してみるとそれはもう濃い二週間でした。参加された方なら、きっと共感していただけるはず。
まだ参加されたことがないなら、ぜひ来年にこの密度を体感していただきたい!たっぷりのお休みを取るのを忘れずに。
さて、私は豊岡演劇祭において特に演目やスタッフとして参加することはなく、ただただ積極的に多数の観劇をおこないました。そのため、今回は参加した中でも印象に残っている演目について語る..というわけでもなく、ちょっと違った視点からお話しようと思います。
私が感じる豊岡演劇祭の魅力は、人と人の距離が近いことです。
アーティストや同じ観光客の方との距離はもちろん、地域を重視した演劇祭だからこそ地元の方々と交流する機会も豊富です。
実際に私も沢山の方々と交流し(奥手なので殆ど話しかけてもらいましたが…)印象的な出会いも多くありました。
例えば竹野で観劇後、豊岡への電車の待ち時間。ちょうど隣で一緒に観劇していたダンディなオジサマが話しかけてくださったんです。演劇の感想を語りながら話を深めていると、どうやら彼は私が明日観る演目の出演者だそう!
偶然の出会いに驚く私を前に、その後も彼は自身の演劇への変遷や演劇史を教えてくださりました。授業で教わることをその目で見てきた方のお話はなんとも印象的で、不思議に心地よいものでした。
最後は私の大学生活に対してエールもいただき、その方とは豊岡駅で別れることになりました。
一体明日彼はどんな役で、どんな演技をするのだろう。胸を高鳴らせながら就寝し、いざ観劇に向かったところ、彼は浦島太郎になり、最終的にナートゥを踊っていました。そんなことってあるのかよ。とってもおもしろかったです。
でも、フラットな状態で人に話しかけるのってちょっと難しいですよね。そんな私でもお話するキッカケをつくれたのが『よるよむきのさき』でした。
『よるよむきのさき』を簡潔に説明すると、城崎温泉・豊岡市を舞台においしい食事を食べたあと古典・文学作品のリーディングが楽しめるプログラムなのですが、こちらは席が相席になることがあるのです。
実際私は一人でチケットを取り、三人の方とお食事をすることになりました。最初は相席という体験が初めてのこと、人に話しかけるのが苦手なことで不安があったのですが、実際行ってみると話題に困らず、不安が嘘のように楽しむことができました。
というのも皆さん豊岡演劇祭に参加されている方々ですから、観劇の感想という共通の話題があるんですよね。それを抜きにしても、演劇祭に来られる方はなにかしら演劇に関心が強い方が殆どなので、その思いを聞いているだけで楽しかったりします。
私はここで特に仲良くなった方がいまして。その方は豊岡演劇祭で観劇やボランティアを精力的にされていて、その後も多くの会場で出会うことになりました。その度にちょこっとお話をしたり、感想を言い合ってみたりと、歳は彼のほうが全然上なのですが、新しいお友達ができたみたいでした。
最終日には名刺をいただき、確かな繋がりに興奮したのを覚えています…が奥手でいまだに連絡を送れないままでいます。
というわけでこのブログが掲載されたら、ぜひ彼にこのブログのことを報告しようと思います。応援してくださいね。
こんなところで、今回の締めとさせていただきたいとおもいます。もしみなさまも次回の豊岡演劇祭に参加されましたら、ぜひお話しましょう。その際はそちらの方から話しかけていただけるとえだまめ大変助かります。
それでは、また。
ブログ担当者:えだまめ