真夜中と毛布
第78回-①:学生BLOG【二人三記】「原石は数えきれない」
二人で書く芸観大生日記、二人三記です。
お久しぶりです。今回は、「真夜中と毛布」がお送りします。
うとうとしながら読んでください。
豊岡演劇祭が始まりました。
観に来たひともいるのかな。
私は、昼は毛布をひっぺがして演劇祭に繰り出し、夜は毛布の中で公演の余韻に浸ったり湧き上がった感情を昇華したりと、せわしなく息をしております。
私が執筆しているいまはちょうど前半戦がおわった折り返しの日です。
演劇祭をお客さんになって楽しめるのは1年生のうちだけだと思い、お金に糸目はつけず(嘘です。物理的にお金足りない…。)、いろんなところに、いろんな場所から来たアーティストさんたちの公演を観に行っています。
全部観たり体験したりすることは難しいですが、私のできる精一杯であしをのばしています。
毎日が活気にあふれています。
とても楽しいです。
とても頭も使います。
アーティストさんが私に伝えてきたことを自分の中で噛み砕いて納得して、それを私の一部にしたり、誰かと共有したりする作業が、人間味にあふれていてまた面白く、こころが満ち足りた時間を生きています。
演劇祭と銘打たれていますが、豊岡演劇祭は演劇だけじゃないです。
気づかずに歩いていたら、もはや街の景観の一部となっていたパフォーマーが突然動き出したり、大道芸やダンス、豊岡ならではのパフォーマンスが観れたりします。
作品を観ていっぱい考えるのが好きなひとも、お祭りみたいなまちのに賑わいが好きなひとも、いろんなひとがぐるぐるごちゃまぜでわくわくしていられるのが豊岡演劇祭です。
豊岡演劇祭はパフォーマンスだけじゃないです。
豊岡にいっぱいあるわくわくした場所に行く機会でもあります。
キャンプ場、水族館、海など豊岡にある観光資源にも飽きるまでひたりたいです。
豊岡は演劇祭で活気があるまちの空気で肺を満たしながら演劇祭の外でもわくわくできるすてきな場所です。
たくさんのことを我慢しなくてはならなかった去年までとは違って、今年はいろんなものがぎゅうぎゅうに詰め込まれました。いろんなひとが、いろんなものを、いろんなところを回ってマーブル模様にうずまいているのが今年の演劇祭です。
そのうずまきを見つめるとたくさんのことがわかってきます。
芸観大生は豊岡演劇祭のうずまきをいろんな場所から観察して毎日お勉強をしています。
演劇祭の公演に出演するひと、公演をつくるひと、劇場の表方・裏方、フリンジの運営、ナイトマーケットの運営、広報や物販にたずさわるひと、演劇祭の外の観光資源の中を見るひと、などなど…
学校の実習でうずまきをつくる経験をしています。
うずまきの内側を知ることができます。
豊岡だからできることです。
豊岡に住む人たちや、豊岡に集まってくる人たちが、わたしたちに成長する機会をくれます。
恵まれた環境にいるなぁ、と実感できます。
感謝の気持ちも表現していきたいですね。
そろそろねむくなってきましたので、今日のところはこんな感じで。
よんでいただきありがとうございました。
「真夜中と毛布」でした。
おやすみなさい。
ブログ担当者:真夜中と毛布