外塗り内服薬
第67回-①:学生BLOG【二人三記】「桜の樹の下には」
CATに来て一番初めに耐えないといけないことは何でしょうか。
授業?
サークル?
バイト?
いいえ、忙しそうにする仲間の姿です。(あと演劇部は声がでかい。)
さて、私の名前は外塗り内服薬、先日友人が口にしたある言葉について考えています。
「私は、CAT生というより大学生になりたい。」
以降には私なりの解釈や個人的な見解が多く含まれることをご了承ください。また、以降で記述する「CAT生」という単語には、”私の限られたコミュニティの中で目にする友人やその近くの人たち”という意味が多分に含まれていることをご理解ください。
なお、本学を受験するつもりの皆さんにとって本ブログが、本学での生活についてなぜ私たちが眠らず、ブログの度に忙しいと嘆くのかを垣間見るきっかけになれば嬉しいです。
また本ブログをご覧になる地域の皆様や本学生徒の関係者の皆様には、生徒がどのような取捨選択の上でキャンパスライフを歩んでいるのかを少しでもお伝えできればうれしいです。
さて、先述した友人の言葉についての私なりの解釈は、「大学生には自由があって、CAT生には忙しくなる自由がある。」です。
例えば、高校生の私にとって大学生のイメージは「大人数で授業を聞き、バイトに行き、友人と徹夜で遊ぶ」を繰り返す身分というものでした。これは決して否定的な見方ではありません。「人生の夏休み」とも呼ばれることがあるこの4年間で、高校まででも大人になってからでも過ごせないような特別な時間を過ごすことは当時の私にとって大きな憧れでした。
一方で、CAT生はどうでしょうか。確かに、徹夜する人もいればバイトに明け暮れている人もいます。サークルの練習も次から次へと押し寄せ、かと思えば授業ではレポートが課され、積み重なるメールの通知が学園祭の応募締め切りを知らせます。
でも、ここまではCAT以外の大学でもあり得る状況だと思います。ではなぜCATには夏休みがないと揶揄されたり、CAT生だから忙しいなどという言葉が現れるのでしょうか。
その一つに、CAT生の自己実現欲求の高さがあると、外塗り内服薬は考えます。
CAT生の多くは夢や目標を持っています。俳優を目指して毎日声出しをしたり、寝る暇を惜しんで台本を書いたり、日夜楽器を触っていたり、イベント企画の勉強のためにあらゆる先輩に話を聞きに行っている人などザラにいます。
圧倒的な熱量を寮の仲間からも寮全体からも、学内からも感じます。本学を受験する人たちは演劇やダンス、歌、観光や経営など何かしらの共通点を持っています。そして、その共通点が具現化したかのように本学には多くのサークル、団体があります。授業でも学びたいことを学びたいだけ学べます。「大学生になったらやろうと思っていた」ことの全てに手が届くような環境が、CATにはあるように感じます。
この好環境と自己実現欲求の高さが合致し、面白いほどの勢いでスケジュールが埋まっていきます。
先述した、「大学生には自由があり、CAT生には忙しくなる自由がある」という言葉の意味は以上のようなものです。CAT生には、自由時間がないのではなく、やりたいことができすぎるせいで自由時間がないと感じてしまうというようなことが往々にして起こっているように思います。
なんと幸せなことでしょうか。
私も友人も、大学生のような悠々自適な生活には、憧れるだけの日々が続きそうです。
CATに来て一番初めに堪えなければならないこととして、仲間の姿を挙げました。仲間は私を鼓舞し、焦らせ、夢に向かってどんどん進んでいきます。仲間は私を癒し、休ませ、成長させます。
これは、二人で書く芸観大生日記、二人三記です。
私とともにブログを書いている友人も自分のやりたいことに全力です。私が足を引っ張れば友人もこけることになってしまう、そんな気持ちでこのブログを書きました。
CATがこんなにも魅力的に感じるのは、死に物狂いで何かに取り組むCAT生のおかげなんだと、信じています。
ブログ担当者:外塗り内服薬