ニシカワキイロ
第47回:学生BLOG【にゃんにゃんブログ】「自主公演」
みなさんいかがお過ごしでしょうか。ニシカワキイロです。
さて、先週末に共通テストが行われましたね。受験生の皆さん本当にお疲れさまでした。
二次試験に向けてまた勉強が始まっていることと思いますが、ラストスパート、応援しております。
今回は意外と誰も触れていなかった自主公演について綴っていこうと思います。
本学では頻繁に学生が自主公演を行うのですが(授業が落ち着くクォーターの間が多い印象)、どうやって何をやっているんだという話です。
まず、本学には「静思堂シアター」と「小劇場・そぞろ座」の2つの劇場がありまして、学生がメインで公演を打つのは「小劇場・そぞろ座」になります。この劇場は学生が運営できるように作られた劇場です。形態にもよりますが客席は大まか60席ほど置くことができます。
公演を打つ日が決まれば学生の運営する劇場自治会に申請をし、施設予約。そこから劇場運営委員会(教員)との制作打ち合わせ(予算書やフライヤーのチェック等)、小屋打ち合わせ(図面、タイムテーブルの確認、安全管理について等)を行い、事務局に必要書類を提出し、大体公演を打つ予定のその週の頭に小屋入りをします。ざっくりとこんな流れです。
私自身今回初めて自主公演に携わっているのですが、公演を打つってこんなに大変なのか!となんとか、しがみついております。
他にも広報をするためにフライヤーを発注したり、それを様々な場所に掲示してもらいにいったり。予約受付のフォーム作成や当日パンフレットの作成等々。公演を打って、多くの方に足を運んでいただくにはその分多くの方の目に止まらなければいけないです。実際に自分の公演のフライヤーを手にとって頂いている場面を見て、なんだか緊張しました。色々なところに戦略を立てて宣伝をするとちゃんと予約数が増えたりして、広報活動の重要さを感じているこの頃です。
やはり製作過程を見てきた、クリエーションに参加した作品の上演が近づくとドキドキするもので、実は明日から私の関わる公演の2つの内の1つが開演となります。
きちんと計画通りに進むのか、お客さんは来てくれるのだろうか、公演が無事終了するのか。なにより安全第一。
ここ最近、また某ウイルスが猛威を振るっているために、幕が上がることの尊さを実感しているところです。どれだけ時間や労力をかけて準備しても上演すればすべて終わってしまう、これが生もの、エンタメの儚さと魅力なのだろうと思っています。
もうひとつの公演も幕が上がり、多くの方に観ていただき、無事に幕を下ろせるようにと祈るばかりです。
2学年で形成されている現時点で公演が渋滞しつつあるのですが、これが3学年、4学年となったときには公演スケジュールの争奪戦になるのでは?と思ったり。
(これから上演する作品の稽古の様子)
そして、今回自主公演に関わってみて痛感しているのは方法を知っていても実際に現場に出て進めて、やってみないと何が必要なのか分からないということ。舞台監督を務めているのですが、タイムテーブル、図面の描き方から安全管理の観点、仕込みの準備には何が必要でどれくらい人が必要になるのか等々。全部やってみないと分からない!全てが勉強になっています。
ぜひ折角ある環境、どのセクションだとしても舞台製作に関わってみたかったらやってみると良いと思います。もちろんPAPでも。
少しでも学内での自主公演についてお伝えできていたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。またお会いしましょう。
ブログ担当者:ニシカワキイロ