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第30回:学生BLOG【にゃんにゃんブログ】「夏の西日本ぶらり旅」
目まぐるしく過ぎる大学生活に必死にしがみついていたら、あっという間に半年が過ぎていました。本当にこの大学は忙しく、振り返る間もなく時間が過ぎるので、自分がなにかを成せているのか確かめたくてもわからなくて、それでも進むしかないような毎日です。
お初にお目にかかります。【ここに名前を入力】と申します。
さて、世間では夏休みが終わりましたが、わたしたちは9月からようやく正式に夏休みがスタートしました(といっても月末には実習がありますが…)。
7、8月は何をしていたかというとみんな普通に授業でした。が!実は夏のあいだは実習期間になっており、わたしはことごとく抽選落ちしたため、合法的にかなり長い期間の夏休みを確保しています。(ヤッタ〜!)
そんなわけで今回は、わたしのちょっとだけ長い夏休みのお話をしたいと思います。
わたしは関東の出身なので、進学が決まったときは何よりも関西圏に住めることにいちばんワクワクしていました。受験期にも、「もし合格したら西日本を制覇しよう」と密かに企んでいました。
そんな密かな計画も無事実行することができ、まずはこの夏、長崎、広島、京都、大阪に行きました。自由に動き回りたいので思い立ったら基本一人旅です。
旅先に着くと決まって、古い喫茶店に入って軽食を頼みます。長年その土地に寄り添ってきた味と、落ち着いた雰囲気が大好きです。標準語で注文するわたしに、学生さん?どこからいらしたんですか?と聞いてくれる店も、若い客に珍しがりつつもあまり深掘りせずに放っておいてくれる無愛想な店も、どちらも好きです。
大阪旅行をする際に決まって訪れる喫茶店。
そのあとは行き当たりばったり、デパートやスーパーに入って、適当な惣菜とか、歯ブラシを買ったり、デパ地下のケーキを眺めたり、雑貨屋でかわいい便箋やハンカチを衝動買いしたりして、天気が良ければ日が落ちるまで外をぶらぶら歩きながら過ごします。
どこにでもあるようなものを買っても、よく見るとその土地や地域特有の要素や特徴がたまに滲んでいるのが面白くて、ついありきたりなものにも手を伸ばしてしまいます。
しらない街を訪れると、その街の空気に溶け込んで、もとからここの住人であるような顔をして歩きたくなるんです。友達と観光名所を巡ってご当地グルメを食べ歩くような旅行もいいけれど、あてもなく歩いて、その街の表情をじっと見ているだけの静かな旅のほうがわたしの性には合っているような気がします。
大学生活ももちろん楽しいですが、地元にいたら訪れることのなかった場所を訪れ、気まぐれに一人旅ができる環境があるのはとても良いことで、充実しているなあと感じます。
この秋は神戸と大阪、冬には行けたら岡山に行こうと思っています。観光を学ぶ学生だもの、誰よりもまず自分が観光をしなくては!
未来の後輩のみなさんにはここに来たらやりたい学業以外のこと、ありますか。入学してから見つけるのもいいけれど、美味しい但馬牛を食べに行くだとか、城崎の外湯を制覇するだとか、何かひとつ進学後の楽しみを作っておくと、きっとこれからの寒くて厳しい受験期を癒やす心の支えになりますよ。あと半年、どうか頑張ってください。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、この辺で。
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